郵便とリアルでトラベルライフ

旅が大好き! Postcrossingを始めてからハガキで世界旅行。楽しいよ♫

全州のおいしいものたち

全州は何といっても食の都――ビビンパ発祥の地ですし、とにかく何か美味しいモノを口にいれなくては、と、全州で合流した私たち夫婦と韓国人のチェ君(私のお知り合いで、現在は日本の大学院生)の3人は、真っ先にランチに向かいました。

と言っても、情報が乏しいし、出たとこ勝負でいいや、という気分もあったので、南部市場へGO! ここは最近、やる気のある若者がサポートを受けて、面白いことを展開していることで知られているらしいです。この日のツアコン・チェ君も、韓国のドキュメンタリー番組で見たことがあると言っていましたので、楽しみ全開で突入~。

もやしクッパ

「ビビンパもいいんですが、もやしクッパも有名ですよ」

というチェ君の意見を100%採用し、適当に見つけたお店に入りました。いい意味で「場末感」があって、いい味出てます。

お店の方とチェ君が韓国語でなんちゃらかんちゃら、私たちの事で言い合っていて(けんかじゃないですよ)、しばらくしてからどうも、チェ君が

「とにかく大丈夫ですから」

的に押し切って、ひと段落。どうも、日本人は辛いのが苦手な人が多いから、辛さを弱めた方がいいと勧められていたらしいです。私と夫は、かなり辛いモノでも平らげますので、それを知っているチェ君は

「ぼくのと同じので結構です」

と言い放ってくれました(パチパチパチ)。

そして出てきたもやしクッパです。

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お腹はすいていたし、とにかく美味しそうで一気にガツガツ。確かに辛いけれど、ヒッジョーに美味しいです!

続けざまに出てきたのが、双子の温泉卵みたいなおかずです。

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「そうそう、そうなんです、のりをのせるのが全州風ですよ」

韓国の焼き海苔をもんだものがテーブルに届く否や、チェ君はさっさと自分のクッパにモリモリにかけ始めたので、私たちも右に倣いました。

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すべてが、私たちの胃袋をわしづかみでした。私たちの喰いっぷりを見ていたお店の方は、

「これを平気で食べた日本人は珍しいですね。本当に辛いモノが大丈夫なのね」

と言っていたそうです。

本当に気持ちのいい食堂でした。辛いモノが好きな方には、必ずや気に入っていただけると思います。で、店の名前もわかんなにのに、どうやって行けって? 南部市場1階で、窓から看板から、こんな感じ↓↓↓の緑色の店を探してください~。

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 健康パッピンス

パッピンスは夏の韓国で私が一番楽しみにしている食べ物です。小豆をのせたかき氷ですが、私が血眼になって探すのが、お餅も一緒にトッピングされているタイプ。全州では、人生最高のパッピンスと出会いました!

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 でかさ、分かります?? トッピングのゴージャスさ、伝わりますぅ? 

この店のことは、後日、パッピンス特集でもうちょっと詳しく書こうと思います。

 ヨーグルト

全州でなんでヨーグルト?とお思いのあなた、まあお読みください。

韓屋仕立ての建物の乳製品のお店を見つけて入ってみました。

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冷蔵庫にいろいろとチーズが並んでいて、どれもそれなりにいいお値段。その場で食べられないし、持ち帰ることも難しいので、そこは見るだけに。

チラッと横を見ると、牛乳みたいなものが置いてあります。それなら試せるな、と思って買おうとしたら、飲むヨーグルトであることが判明しました。

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紙コップまでいただいて以上は、通りのベンチで3人で一気飲み。本当にうまい、うますぎる~~~。

こちらの乳製品ショップで説明をしてくださった男性、実は社長さんでした。

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北海道に短期研修で行かれたことがあるそうです。ちょうど夫が畜産王国・北海道の出身であることを告げ、研修地の名前をお聞きしたのですが、覚えていないと言われました。

コチラのブランドはは全州市内の別のショップも見つけましたし、商品が観光地土産として販売されているのも目撃しました。実は、名品なのかもしれません。

全州に行かれたら、ぜひ、だまされたと思ってお試しを! ほどよい甘さと乳酸菌の酸味のマリア―ジュに悶絶してください。

マッコリと絶品なおつまみ

全州は水がいいから、マッコリもおいしいものができるーーと全州市の方から説明を聞いたことがあります。こちらのお店は偶然ネットで見つけ、人工甘味料などを一切使っていないおいしいマッコリを飲ませてくれるということで、ぜひとも行ってみたいところでした。

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マッコリを一口飲んだ瞬間、一同、沈黙し、同じ言葉を吐きました。

「んー、これはおいしいっ」。

甘くないんです、ちっとも。甘くないマッコリもあるんですね。

一緒に出てきたお通しが、これまた絶品だね!

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マッコリと一緒に何を食べるかは、現地人のチェ君に任せました。

まずは、お約束のチジミ。種類は色々ありましたが、キムチチジミをチョイス。

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これね、すっごくおいしいです。でも、日本の韓国料理屋で慣れた表面カリカリのチジミを連想すると、あれ?と思います。だって、ぜんぜん固くないの。ふわふわ、もろもろ~、どんどん崩れていっちゃいます。新食感!

チジミより先にチェ君が選んだのが、豆腐キムチ。

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「韓国人は、マッコリを飲むときはこれを絶対に食べます」

だそうです。これも美味しかった。湯にくぐらせたお豆腐に痛めたキムチが乗っています。このキムチが元々、すごくおいしいんだろうな~ということは、お通しのキムチの味からも想像できます。

どんどん食べ、ガンガン飲んでいたら、この鍋が届きました。注文していないのにーー。

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実は、お店は開店時刻を過ぎてもドアが閉まったままで、チェ君がドアに貼ってあった電話番号に問い合わせしてくれていたんです。それが、店長の携帯(汗)。

「お店をあけるのが遅くなったしまったので、おわびです。故障した自転車を直してもらっていたんですよ」

あー、なんていい人なんだ! 小さなタコがまるまる1匹入っておりました。

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この後、チェ君がハサミでチョンチョン切ってくれて、全員でガツガツ食べて、楽しかった全州半日旅行は終わったのでした。

おいしいものをたらふく食べた~今、思い出しても、その至福の実感が蘇ってきます。