郵便とリアルでトラベルライフ

旅が大好き! Postcrossingを始めてからハガキで世界旅行。楽しいよ♫

東京駅の風景印をもらいに

ストクロッシングをやるようになって、世の中には「風景印」なる消印が存在することを知りました。コレクションしている人もいると聞き、「みなさんの情熱はすごいなあ。私はそんなめんどくさいことは出来ない」と思っていたのですが、気軽に手に入るならやってみてもいいかな~と思って、東京駅に行ってきました。わざわざ出かけたわけではなく、那須出張帰りの夫と待ち合わせてランチすることになり、だったら丸の内中央改札近くのポストで落ち合いましょうと決めたのです。

ふつう、風景印は郵便局に行って押してもらうらしいのですが、営業時間内に行って「風景印お願いします」と頼むのが恥ずかしい。でも、この特設ポストは、投函するだけで、自動的に風景印がもれなくついてくるようです。詳しくは、日本郵便株式会社のプレスリリース→をご覧ください。だったら、わざわざ足を運ぶ価値もあろうというもの。

私は、巨匠・草間彌生さまのポストカードを母に、折り紙になっているカードを小学校1年生のめいに送りました。

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で、問題のポストです。プレスリリースには「東京駅構内(丸の内中央口改札付近)」と書かれています。赤字で強調したところをまったく見落としていて、改札付近と言う風に読んでいました。そして、頭の中には、改札口を出てすぐのところに。東京駅をデザインした特別なポストが鎮座ましましている図を思い浮かべていたのです。

私は自宅から東京駅までJRを使いません。地下鉄を降り、地下鉄の駅員さんに「JRの中央改札に行くにはどこが近いですか?」と道案内を頼み、巨大な東京駅の中を迷いながら無時到着。この段階で待ち合わせに数分遅刻です。

夫が「おーい、待ち合わせってここだよなあ。ポストないよ」と一言。

えええ。そんなはずは……。必死で改札付近を探せど、ポストらしいものは見当たらず、改札の向こう側(JRのお客様専用エリア)に、それらしきものを発見しました。多くの人が利用するポストなのだから、JRの利用客か否かにかかわらず、通りがかりの人も含めてだれでも投函できるような場所に設置してあるものだとばかり思い込んでいましたが、東京駅で降りない人にとっては、改札の中になければ困ります……。

中に入らないとハガキ出せないじゃん!! 

そのために切符を買うのは納得できんなあ。

でも、ここまで来たら、簡単には引き下がれないぞ。そこで、改札の駅員さんに懇願し、必死の訴えが聞き入れられ、切符を買うことなく中に入らせてもらい、無事、投函できました。ご親切に感謝です。

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ポストの飾りは、新装なった(というか昔の姿を取り戻した)東京駅のデザインです。

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風景入り通信日付印ーー略して風景印ーーのもらい方についてのハウツーと、押してくれる風景印のデザインが書かれています。間違っても、右側の投函口に入れてはなりません。風景印マニア向けはあくまでも左の投函口です。

最近知ったことですが、風景印はエアメールには押印してもらえません。厳密にいうと、風景印をもらえたとしても、さらに外国郵便用の消印を押さなければならないそうです。

なぜか?

国内向け郵便の消印は元号による日付ですが、これは外国では通用しません。そこで西暦表記の消印が必要になるわけです。日にちの表記一つとっても、日本は複雑だなあと思います。私は元号をまったく意識しないで生活していて、銀行や役所の書類などに日付を書かなければならないとき、「今、平成何年?」と毎回のように調べなければならない始末。ですから、国内郵便の消印も西暦にしてもらった方がありがたいのですが、お役所はすべて元号、年度で動いているので、しばらくは変わらないでしょうね。

今日あたり、実家とめいっ子にハガキが届くはず。ちゃんと風景印だったかどうか、報告を楽しみに待つ私。