ポスクロで送るのはポストカード
ポストクロッシングという、海外の人と絵葉書を送りあうことをシュミにして数年、「封筒に何かプレゼントを入れて送ってほしい」というリクエストをかけ分けて、私はひたすらポストカードだけを送っています。だってポスクロは「ポストカードを送って、ポストカードを受け取る」活動だからです。
私もポストカードだけもらいたいから、封筒には入れないで欲しいとも書いているんだけど、それでも、たま~にシールとかティーバッグとか、余計なプレゼントが入っていることもあります。
先日、私がお送りすることになった北欧のとある国の方のプロフィールに衝撃的なことが大文字で書いてありました。
お願い!!! コインや使用済み切手やマグネットなんかのギフトは入れないでください。ポストカードだけを送ってね。
その理由が強烈でした。
2020年から、この人が住んでいる国では、どんなに価値が低いモノであってもタダで受け取ることができなくなるといいます。封筒にはお手紙だけが入っていなければならないということですね。ティーバッグ一個入っていただけで、受け取るのにお金を支払わなければならないということで、この人は、有料になった郵便物は受け取らないことにするそうです。そりゃそうですよ、本来、ポストカードだけ送ってほしいわけですから。
私はもちろん、いつもの通り、ポストカードだけをお送りしました。
しかし、今年に入ってから受け取ったプロフィールには、カチンとくることが多すぎます。
「もし私のことをとても喜ばせたいなら、コインや切手を入れてください」
という内容のおねだり、正直言って腹が立つ。こういうものを送らない私は、受取人を喜ばせたくないかのようじゃないですか? 私は真心こめて、ポストカードを送っているんですがね。
使用済み切手はともかく、コインは、1円玉であろうと500円玉であろうと、普通の郵便で日本から海外に送ることは出来ないんですよね~。そんなことを、おねだりさんたちに説明するのも煩わしいし、何とかならないモノでしょうか?
そういえば、かつて、「ティーバッグは絶対に入れないで欲しい」というお願いを読んだことがあります。その人が住んでいる国は、植物などの海外からの流入に神経をとがらせているらしく、たとえ飲み物のお茶の葉でも正規の輸入ルートでないものは没収の対象になるらしいです(没収されなかったとしても、「麻薬じゃないか?」と疑われたりするので迷惑とか)。
だから! ポストカードを送って、ポストカードを受け取るという基本を守った方が相手のためにもあると思っています。親切のつもりでやった「余計な」ことが、相手にとって迷惑になることもありますからね。国際社会は複雑ーー。