国際条約の地名
「ドイツのWestphaliaからこんにちは!」
こんな書き出しのポストカードを、ポストクロッシングでいただきました。
え、これって、ウエストファリア条約の締結されたところ??
ポストカードに書かれていたWestphaliaは、英語風表記で、ドイツではWestfalenと書き、発音は「ヴェストファーレン」とか。
その昔、高校の世界史で習った「ウエストファリア条約」について、Wikipediaには
1648年に締結された三十年戦争の講和条約で(中略)、ヨーロッパにおいて30年間続いたカトリックとプロテスタントによる宗教戦争は終止符が打たれ、条約締結国は相互の領土を尊重し内政への干渉を控えることを約し、新たなヨーロッパの秩序が形成されるに至った。
とあります。
近代における国際法発展の端緒となり、近代国際法の元祖ともいうべき条約、というありがた~い条約に由来する土地から届いた、ありがた~いポストカードよ! 永久保存といたそう。
ところで、条約の内容は忘れちゃってたけど、ポストカードに書かれていた地名に聞き覚えがあって、よかった~~。
お次はEU誕生を定めた条約が調印された場所
その2時間後くらい、フォーラムでオランダの女性にポストカードをお送りすることになりました。住所を見てビックリ! Maastricht在住じゃないですか! さっき、ウエストファリア条約を調べたと思ったら、今度は、マーストリヒト条約です!これは、「世界史をちゃんと勉強し直しなさい」という、神のお告げ(お叱り?)ですな。
欧州が通貨と政治の統合を決め、1992年に調印された、有名なマーストリヒト条約ですが、オランダの地名であることを、私は認識できていませんでした。
こういう恥ずかしい無知をさりげな~く補ってくれるポストクロッシング(笑)は、ありがたいですねえ。
EUと言えば、ブレクジットはどうなるんでしょうか? ジョンソン英首相は無事、コロナから生還されたようですが、COVID-19のパンデミックはしばらく収まりそうもありません。どう影響するのか、ポスクロを楽しみつつ見守りたいと思います。